レコディング・エンジニアのダイスケです!
今回は僕が〝 おやすみテリア〟お届けします。
今回は!
「あめんぼ」に飛ぶ虫?
2020/12/19に配信されたこよりの新曲「あめんぼ」。
この曲の制作に携わらせて頂きました。
その中で面白いことがありました。
今回は作家の菜象さん(木村菜緒さん)が新しいレコーディング・ソフトを使ってのレコーディングでした。(Studio One 5 )
前作のアルバム「歯車」「風船が割れそう」
に変わって今回はオール打ち込み!
今年は「歯車」のバンド・スタイル一色だったのが打ち込みになって菜象さんの周辺には人ではなく音源、エフェクト、ループと言ったプラグインが集まって、僕もプラグイン扱い?
ピアニスト、ベーシスト、ドラマーと一緒にやっていた時とは違って菜象さんの話し相手は返事をしなくて菜象さんの思うがままに働くインストルメンタルやプラグイン達。
そんな中、菜象さんが僕に、
「ダイスケ、なにか面白くないんだよな。」
僕は、
「どこが?」
と聞くと、
「虫を飛ばしたいんだわ!」
そして僕が、
「えっ?」
と聞くと、
「あめんぼのエサよ。」
と?
その結果、2コーラス目の、
「あめんぼは誘われて水の上〜」
のところで菜象さんが求めていたあめんぼのエサになる虫が飛んでいる音が入ってます。
こんなこともあった。
菜象さんが、
「ダイスケ、空が無いんよな。」
僕が、
「えっ?」
と聞くと、
「この曲の天気はなんやろ?」
と?
この結果は晴れなのか雨なのか未だに僕は知りません。
この「あめんぼ」をやっていた時は訳の分からない会話が多かった。
おそらく今回は打ち込みで、ミュージシャンとの会話が無くて、菜象さんはプラグインと会話をしていたのだろう。
そして音を処理する僕が人間だと気づく度に僕に話しかけていたのだろう。
以前にもこんなことがあった。
天埜めぐみさんの「たんぽぽ」という曲のマスタリングをしてた時、
「黄色か白色なんかな?」
と?
未だにこの意味が分からない?
たんぽぽだから黄色い曲にしたかったのだろうか?
白い曲にしたかったのだろうか?
その結果、この曲が黄色になったのか白になったのか僕は知らない。
これまでも曲を作ったりする人ってのを沢山観察してきたが、その中でも菜象さんの心の居場所には一緒に居たくない(笑)
しかしこういうネタ、山ほどあるのでまたお届けします!
ダイスケ
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